2次元図面の作成。
2DCADで有名なJw_cadと言うソフトについて。
Jw_cadとは
Jw_cadは、Windowsで動作する2D(2次元)汎用CADソフトウェア。
建築汎用CADとも言われる。
無料。商用利用可能。
(有志による「JWCAD for MAC」という無償のソフトをダウンロードすることで、iOSでも使用できる)
機能
2D図面作成機能
直線コマンドや四角コマンドを用いて簡単に効率よく作図ができる。
2.5D機能
2.5D機能(2.5Dコマンド)は、建築パースのような立体図面を作成する機能。
2.5D機能を使って、平面図に高さを、立面図に奥行きと位置をそれぞれ設定すれば、以下のような図をワイヤーフレームで作成できる。
- 鳥かん図(鳥の目線のように建物を斜め上から見下ろした図面)
- アイソメ図
- 透視図
日影図作成機能
「日影」コマンドで、日影図・等時間日影図の作成、指定点の日影時間の計算、壁面の日影の計算が可能。
天空図作成機能
「天空」コマンドで、天空図の作成、天空率の計算、太陽軌跡図の作成ができる。
また、三斜による面積計算から天空率を求めることが可能。
柱と梁や壁などの包絡処理
「包絡処理」コマンドを使うことで、マウスで囲うだけで柱、梁、壁の包絡処理を行える。
「包絡処理」コマンドは、マウスで指定した範囲内の線の交点を認識し、輪郭だけを残してくれる。
必要のない線を瞬時に削除できるので、図面作成が効率的に。
建具や設備などの簡単作図機能
以下のコマンドを使えば建具の平面図/立面図または断面図を作図できる。
- 「建具平面」コマンド
- 「建具断面」コマンド
- 「建具立面」コマンド
基本的な作図手順
- 基本コマンドで図形を描写する
- 編集コマンドで図形を調整する
- 寸法を配置する
図面枠
線(直線・円・曲線)
不要な線の消去
拡大と縮小
レイヤー設定
寸法線
JWCADのファイル形式
JWCADのファイル形式は「.jww」
他のファイル形式となる「.DXF」や「.SFC」へ変換が可能です。
- DXF形式:AutoCAD
- JWC形式:JWCADのDOS版
- JWW形式:JWCADのWindows版
- SFC形式:ISO国際規格STEP/AP202の標準CADフォーマット
- P21形式:建設CALS/ECで定める国際的に利用可能なフォーマット
ファイルが開けないときの対処法
バージョンの確認をする。
原則として、新しいバージョンを利用していれば、古いバージョンで作成された図面データを開くことが可能。
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